朝市レポート
「マゲデケロズ〜」 「ンダバ コレオマゲスッガラヨ〜」
この会話が理解出来るかな。山形弁を習いたかったら朝市に行くと良いですよ。朝市では下のような会話が繰り広げられるから・・・
朝市の賑わいが心地よい目覚ましになる
「マゲデケロズ〜」
(まけてよ〜)
「ンダバ コレオマゲスッガラヨ〜」
(では これをオマケしますから〜)
この会話を練習しようと声に出したら、もう肘折に来る運命にある。
肘折温泉の一番の名物の朝市。【 朝市の時間 】は4月〜9月:5時半〜7時、10月〜11月:6時〜7時半である。
この朝市は、近隣の農家のおばあちゃんが自分で作った野菜や漬け物を販売するという、全国でも珍しいスタイル。これだけでもかなり
面白味がある。
旅館に宿泊していると、朝6時ころになるとなにやら外が賑やかになってくる。
露天のばあちゃんの「買ッテッテケラッシャーイ」
の声、
お客さんの「モット マケテケロズ〜」の冷やかしの声。
普段はこんなに早起きできないくせに、あまりの面白さに飛び起きて見に行く。あ、財布を忘れるところだった。ああ危ない危ない。外に出てみると、宿泊している旅館の前で山菜を売るおばあさんを発見。良さそうなゼンマイが並んでいる。 (写真:朝市の様子。お客さんのラフな格好が微笑ましい。)
早速交渉開始
「バァチャンヨ〜、コノ
ゼンメ ナンボナンダ」
※カッコ内日本語訳
(おばあさん、このゼンマイはいくらなんですか?)
と、こちらも臨戦態勢に。
婆
「ンダナ〜、オマゲシテ
ヒトヅ1000エンテ ドゴガナ」
(そうですね〜。値引きしてひとつ1000円でいかがですか?)
客
「ンダラヨ〜3コ カウガラヨ〜
ミナデ2000円サ シテケネガ」
(それではですね。3コ買いますから全部で2000円にまけていただけませんか。)(写真:三春屋の向かいにて。何よりも会話のやり取りが楽しい。)
婆
「ソンナ ムリダガラ3000円デ
キノコ オマケデ ツケルガラヨ〜 カッテケロ」
(それは厳しいけど3000円でキノコをおまけで付けることは可能ですから買ってくださいよ
。)
客
「ンダラ スカダネガラ
ソレデテウヅガ」
(わかりました。それで手を打ちます。)
と、こんな具合におまけをgetするのが面白い。
朝市にはいろいろな食材が集まる
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ゼンマイとキノコを片手にブラブラ散策すると、漬け物やイカの塩辛や明太子を売るお店もあり長期滞在して食べる食材も豊富である。 | この朝市は雪解けの頃、4月25日から、大雪が来る11月下旬まで毎日やっている。 【 朝市の時間 】 4月〜9月(5時半〜7時) 10月〜11月(6時〜7時半) |
普段よりちょっぴり早起きして楽しくも激しい戦いに興じてみてはいかがだろうか。 |